鶏卵・豚肉相場情勢
令和2年5月の鶏卵・豚肉相場情勢
2020-05-02
・カナダ及びアメリカ産豚肉に関して
新型コロナウィルスの感染拡大により、大型パッカーの稼働が落ちています。5月に入り復帰する所があるものの、日本向けは極端に数量が減少することが予測されています。
現地での4/20週生産の生産結果は、大まかに全体で約50パーセント~60パーセントとなり、5/18週デリバリー分から日本国内において欠品が予測されます。
4/27週生産に関しては、ほとんどのパッカーがスローダウンとなります。
さらなる悪化が見込まれるため、この影響が日本国内相場に反映すると考えられる中、昨日の様に700円超の相場は異常に見えてきました。
本日群馬市場では急落傾向にあり、セリ・相対含めて△25円落ちとなりました。
セリだけでは△56円の急落になりました(上物で610円)。
これで少しは落ち着くと思われますが、連休明け上記の輸入チルドが入荷しないとなると再度国内相場への影響が必至です。
現在、量販店もフローズンポークへのシフトが進み始めているようです。
・鶏卵相場について
鶏卵は量販店のパック需要は相変わらずですが、業務用の産地在庫は増え続けています。
今週も10円の下げとなり、4月だけで3回ほど下げる事になりました。